ミキの作り方
ミキの原料は、うるち米とサツマイモと砂糖。
3つの原料と5つの作業工程を経て、ミキは作られています。
作業工程はこちら。
①米を研ぐ
②水で煮ておかゆ状にする
③サツマイモを入れて攪拌(かくはん)し発酵させる
④砂糖を入れさらに発酵を促す
⑤冷まして明朝まで寝かす
繁忙期の夏になると、1日あたり約360キロものミキを製造しています。
①米を研ぐ
ミキ作りは、朝の8時からスタートします。
10キロの米を水で研ぎます。
②おかゆ状にする
研いだ米を沸騰したお湯に入れ、約30分機械で攪拌しながら煮込んでいきます。
そして、ドロドロのおかゆ状になったら次は樽に入れ、このままの状態で常温で3時間ほど冷ますします。(10時~13時くらいまで)
③サツマイモを入れ、撹拌して発酵(13時半ごろ~)
米の具合を見計らって、すりつぶしたサツマイモを投入します。
サツマイモ投入後、攪拌機で1時間おきに混ぜると発酵が始まります。
ミキ作りでは、この工程が一番重要で、投入タイミングと混ぜ具合は経験を積み重ねて、感覚を養っていくしかありません。
④砂糖を入れ、さらに攪拌し発酵
2~3回ほど撹拌して発酵させた後に、砂糖を投入しさらに撹拌し発酵させます。
ここまでの工程で朝8時から約9時間かかります。
⑤冷まして、一晩寝かせる
ここまでの撹拌の工程を終えた樽は、このまま一晩冷ましながら寝かせることで発酵をさせます。
こうして一晩寝かしたミキを朝4時からパック詰めし、完成です。
そして、また8時には新しいミキ作りのための米研ぎが始まります。